トリケラトプス骨格
計測標本所蔵機関:国立科学博物館
計測標本:NSM PV20379
■学名:Triceratops sp.
■計測方法:パターン投影式
トリケラトプスは約6,800万 – 約6,600万年前に北アメリカに生息していた、鳥盤類・周飾頭類恐竜です。
トリケラトプスの前脚のひじ(23番:上腕骨、24番:尺骨、25番:橈骨、26番:中手骨)を見てみましょう。
トリケラトプスの前脚のひじはワニのように、横に突き出して復元されることがありました。ひじを横に突き出した姿勢は恐竜らしくないので、長い間、研究者の間でも疑問視されていました。
東京大学だの大学院生だったの藤原慎一さんは、国立科学博物館のトリケラトプスの全身実物化石を研究し、トリケラトプスは甲を横に向けるように手を地面につけていたらしいこと、そうするとひじが横に突き出さないことを発見して、トリケラトプスの前あしの復元の新仮説を発表しました。
前あしの名前と形がわかったら、竜盤類のティラノサウルスと比べてみましょう。